ロレックス「サブマリーナ」はなぜ人気?7つの理由と資産価値も解説!

ロレックスのサブマリーナといえば、時計に詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるほどの超定番ダイバーズウォッチ

なぜここまで多くの人を魅了し、常に「欲しい時計ランキング」の上位に入り続けているのでしょうか?

本記事では、そんなサブマリーナの人気の理由を7つの視点から徹底解説

あわせて、資産性・人気モデルの違い・購入時の注意点まで、初めての人にもわかりやすく網羅的にご紹介します。

「ロレックスに興味があるけど、まず何を選べばいいかわからない」「サブマリーナって本当に価値あるの?」

そんな疑問を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

サブマリーナとは?基本情報と歴史

ロレックス サブマリーナは、1953年の誕生以来、ダイバーズウォッチの代名詞として不動の地位を築いてきたタイムピースです。

優れた防水性能、視認性、耐久性を兼ね備えた設計は、プロのダイバーだけでなく、ビジネスマンやセレブリティ、時計愛好家からも支持され続けています。

また、そのシンプルで完成されたデザインは時代を超えて愛されており、ファッションアイテムとしても高い評価を受けています。

ここでは、サブマリーナの基本的な歴史と仕様について詳しく解説します。

初代モデルは1953年に登場

サブマリーナの歴史は、1953年に開発された「Ref.6204」から始まります。

当時としては非常に革新的な100メートルの防水性能を持ち、ダイバーのための本格的なツールウォッチとして登場しました。

このモデルは翌1954年、スイス・バーゼルで開催された世界的な時計見本市「バーゼルワールド」で発表され、世界中の時計ファンやプロダイバーの注目を集めます。

ロレックスはこのモデルの開発にあたり、フランス海軍のダイバーや水中カメラマンとの協力を行い、実践的な視点で完成度を高めていきました。

サブマリーナは単なる時計ではなく、“実用性と信頼性を極めたツール”としての起源を持つ特別なモデルなのです。

サブマリーナの特徴(防水・回転ベゼル・自動巻)

サブマリーナは、その見た目の美しさだけでなく、高機能なスポーツウォッチとしての性能が極めて優れています。

以下のようなスペックは、
あらゆる使用環境に耐えうるものです:

  • 防水性能:300メートル(1000フィート)
    • ダイビング用途にも十分対応できる本格的な防水性。
  • 逆回転防止ベゼル(セラクロムベゼル)
    • 潜水時間を安全に管理できるよう、時計回りには回らない構造。
  • 自社製ムーブメント(Cal.3230/3235)
    • 最大約70時間のパワーリザーブ。高精度と高耐久を両立。
  • 夜光塗料「クロマライト」
    • 暗闇でも視認性抜群。8時間以上発光する優れた夜光性能。

これらの特徴により、サブマリーナはビジネス、アウトドア、フォーマルなどあらゆるシーンで使える“万能時計”として、世界中で高く評価されているのです。

現行モデルと旧モデルの違い

ロレックス サブマリーナは、数十年にわたり改良と進化を繰り返してきました。

現行モデル(例:Ref.124060、126610LN)は2020年に登場し、さらに洗練された仕様となっています。

  • ケースサイズが40mmから41mmへ拡大
    → より現代的で存在感のあるサイズ感に。
  • ムーブメントがCal.3135からCal.3235へ刷新
    → パワーリザーブが約48時間 → 約70時間へと強化。
  • セラクロムベゼルとクロマライト夜光の搭載
    → 傷に強く、暗所でも視認性が高い。

一方、旧モデル(特にRef.14060、Ref.16610など)はやや小ぶりでクラシックな佇まいが魅力であり、ヴィンテージ志向の時計ファンから今なお支持を集めています。

とくに「アルミベゼルの経年変化」や「トリチウム夜光の焼け」など、古いモデルにしか出ない“味わい”を楽しむ文化も根強く、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。

サブマリーナが人気の理由7選

ロレックス サブマリーナは、1950年代から現在に至るまで「最も完成されたスポーツウォッチ」と称される存在です。

ビジネスパーソンから時計コレクター、セレブリティまで、幅広い層から愛される理由は単に「有名だから」ではありません。

ここでは、その人気を支える7つの具体的な魅力と根拠を、深掘りしながら解説していきます。

①:普遍的なデザインと高い完成度

サブマリーナのデザインは、「時代を超える美しさ」を追求した究極のミニマリズムと言っても過言ではありません。

大きすぎず小さすぎないラウンドケース、視認性に優れた文字盤、無駄のない機能美。

このバランス感覚は、ファッションにもフォーマルにもフィットしやすく、誰が着けても“様になる”という特性を持ちます。

さらに、時計業界においてもサブマリーナのデザインは「ダイバーズウォッチの完成形」とされており、他ブランドのモデルに強く影響を与えてきました。

“変わらないことが信頼に変わる”──そんな時計は、数あるモデルの中でも希少です。

②:圧倒的なブランド力とステータス性

ロレックスの名は、世界中で「信頼・品質・成功の象徴」として知られています。

その中でもサブマリーナは、ブランドの中核を担うフラッグシップモデルとして多くの人から注目を浴びてきました。

大手企業の経営者、外資系ビジネスマン、国際的な俳優やスポーツ選手など、一流の人々が選ぶ時計として定着している背景もあります。

「この人はサブマリーナを着けている」というだけで、一種の信頼感や洗練された印象を与える効果も期待できます。

ロレックスが築いてきた“ブランド神話”の象徴的存在であることが、このモデルの普遍的な人気を支えています。

③:高い実用性と耐久性(300m防水・セラクロムベゼル)

見た目の美しさとは裏腹に、サブマリーナは“ガシガシ使えるプロツール”でもあります。

300m防水や耐傷性の高いセラクロム製ベゼル、グライドロックによるブレスレット調整機構など、日常使いからアウトドア、ビジネスまで完全対応

さらに、ロレックスが独自開発したCal.3235ムーブメントは、耐磁性・耐衝撃性にも優れ、「どこでも正確に動く」安心感があります。

たとえ10年使っても壊れないほどの堅牢性があるため、「一生使える時計」として選ばれることも多いのです。

④:資産価値が落ちにくい(ロレックス=投資対象)

サブマリーナは、資産としての価値が非常に高い時計です。

中古市場では、状態が良いものであれば新品より高額で取引されることもあるほど人気が集中しており、とくに限定モデルや廃盤カラーは希少価値が上昇中。

さらに、世界的なインフレや円安などの経済要因も重なり、“時計=投資商品”という考え方が一般層にも広がっています

「好きな時計を着けながら資産も守る」──そんなニーズに応える数少ない存在がサブマリーナです。

⑤:豊かな歴史とストーリー(ジェームズ・ボンドとの関係)

※イメージ

サブマリーナはその歴史の中で、数々の伝説を築いてきました。

なかでも有名なのが、1962年公開の映画『007 ドクター・ノオ』で、ジェームズ・ボンドが着けていた時計として一躍脚光を浴びたことです。

ショーン・コネリーが着用していたのは、ノンデイト仕様のヴィンテージサブ(Ref.6538)

それ以来、サブマリーナは「タフで洗練された男の時計」というイメージを持ち、冒険・知性・エレガンスの象徴として語り継がれています。

歴史ある背景があるからこそ、単なる機械式時計以上の“ロマン”がある──それがサブマリーナです。

⑥:コレクション性の高さ(限定モデル・愛称の多さ)

サブマリーナの魅力は、モデルバリエーションの豊富さにもあります。

たとえば、以下のような愛称を持つモデルがあります:

  • 🟢 ハルク(Ref.116610LV)
    緑ダイヤル+緑ベゼルの力強い存在感
  • 🟢 スタバ(Ref.126610LV)
    黒ダイヤル+緑ベゼルの現行人気モデル
  • 🔵 青サブ(Ref.126613LB)
    ラグジュアリー感のある青×ゴールド
  • ノンデイト(Ref.124060)
    シンプルを極めたクラシックモデル

これらは色・素材・仕様の違いだけでなく、それぞれに独自のファンが存在するため、コレクション性が非常に高いのが特徴。

複数所持する楽しみがある数少ない実用時計として、時計好きからも熱い支持を集めています。

⑦:普段使いでも映える万能性

サブマリーナはダイバーズウォッチでありながら、日常生活に溶け込むデザイン性も魅力です。

たとえば、スーツスタイルでは落ち着いたブラックベゼルが上品に映え、カジュアルスタイルでは存在感のあるフォルムが“こなれ感”を演出します。

また、41mmという程よいサイズ感とステンレス素材の質感は、「仕事にも遊びにも使える理想の一本」という評価につながっています。

これ1本で“オンもオフもカバー”できる万能時計という立ち位置は、現代の多忙なライフスタイルにもぴったりです。


このように、サブマリーナは「有名だから」人気なのではなく、理由があるからこそ選ばれている一本なのです。

人気モデルを紹介|グリーンサブ・黒サブ・青サブの違いとは?

サブマリーナは同じシリーズ内でも複数のバリエーションが存在し、色や仕様によって印象が大きく変わります。

とくに人気が集中しているのが、「グリーンサブ」「黒サブ」「青サブ」の3モデルです。

それぞれにファンが多く、「どれを選ぶべきか?」で悩む人も多いのが実情。

ここでは、各モデルの特徴・愛称・違いについてわかりやすく解説していきます。

サブマリーナ デイト
(Ref.126610LN/LVなど)

サブマリーナ デイトは、文字盤3時位置に日付表示があるモデルで、「実用性」と「人気」の両方を兼ね備えたスタンダードなタイプです。

  • Ref.126610LN(黒サブ)
    → 黒の文字盤+黒ベゼル。最もオーソドックスで洗練された印象。どんな服装にも合わせやすく、サブマリーナの中でも特に人気。
  • Ref.126610LV(グリーンサブ/通称:スタバ)
    → 黒文字盤+緑ベゼル。2020年に登場し、前作「ハルク」の後継として注目を集める現行モデル。

サイクロップレンズ(拡大レンズ)付きの日付表示により、実用性が高く、ビジネスユースでも使いやすいのが魅力です。

サブマリーナ ノンデイト(Ref.124060)

サブマリーナの中でも根強い人気を持つのが、日付表示がない「ノンデイトモデル」です。

  • Ref.124060(ノンデイト)
    → 2020年に登場した現行モデル。ブラックダイヤルとベゼルという王道の外観に、日付窓がないスッキリとしたデザインが魅力。

このモデルは「サブマリーナの原点回帰」とも言われ、初代サブマリーナを彷彿とさせる佇まい。

また、ムーブメントが日付機構を持たない分、構造がシンプルかつ壊れにくいという実用的なメリットもあります。

「ロレックスらしさ」と「クラシックな雰囲気」を両立したい人にぴったりです。

グリーンサブ「スタバ」「ハルク」とは?

サブマリーナの中でも特に注目されているのが、「グリーンサブ系」と呼ばれる緑色を基調とした特別なモデルたちです。

✅ ハルク(Ref.116610LV)

  • 2010〜2020年製造。
    緑ダイヤル+緑ベゼル。
  • 廃盤後、中古市場で100万円以上値上がりしたことで伝説的存在に。
  • フルグリーンのインパクトと、独特の光沢が特徴。

✅ スタバ(Ref.126610LV)

  • 2020年〜現行。黒ダイヤル+緑ベゼル。
  • ハルクに比べて落ち着いた印象ながら、緑のアクセントが華やか
  • 正規店では入手困難で、プレミア価格での取引が常態化。

どちらも「ロレックス=グリーン」のイメージを象徴する存在で、個性と華やかさを求める人に圧倒的な人気があります。

プレミアがつく理由と中古価格の傾向

ロレックス サブマリーナの一部モデルは、定価を超えるプレミアム価格で流通しています。

以下はその理由です:

  • 正規店で入手困難(ほぼ常に在庫なし)
  • 製造終了による希少性の上昇(例:ハルク、旧型ノンデイト)
  • 世界的なロレックス人気の高騰(海外富裕層の需要)
  • モデルごとの個体差(夜光素材・ブレス仕様など)による価値の細分化

たとえば、グリーンサブのハルク(Ref.116610LV)は、廃盤直後に50万円以上値上がりした例もあります。

今後も人気モデルや限定仕様に関しては、「資産価値を保ちながら楽しめる」存在として市場価値が高まる可能性が十分にあります。

サブマリーナはなぜ資産性が高いのか?

ロレックス サブマリーナは、ただの高級時計ではありません。

「持っていて楽しめる資産」としての側面が非常に強く、実際に購入した人の中には、売却時に購入時より高く売れたというケースも少なくありません。

ここでは、なぜサブマリーナが資産性の高いモデルとされるのか、その理由と背景を解説します。

正規店で買えない=プレミア化

現在、サブマリーナをロレックスの正規店で購入するのは非常に困難です。

  • 人気モデル(例:グリーンサブ、ノンデイト)は常に品薄
  • 一見さんにはまず回ってこない現状
  • 入荷数が極端に少なく、販売は紹介制または抽選

その結果、「定価で買えない → 並行輸入品や中古に流れる → 市場価格が高騰する」という構図が成り立っています。

とくに「ハルク」や「スタバ」などの人気モデルでは、プレミア価格で数十万円以上高騰することも珍しくありません。

中古相場は安定/上昇傾向にある

サブマリーナの価値は時間とともに下がるどころか、むしろ上がる傾向にあります。

たとえば、10年前に定価60万円台だったモデル(Ref.14060やRef.116610LNなど)が、現在では中古で100万円〜150万円を超える価格で取引されることも普通です。

さらに近年は世界的な物価上昇や為替の影響で、国内中古価格も上昇。

「状態がよければ価値が落ちにくい」どころか、「値上がりして戻ってくる」可能性すらあるのです。

売却時も高額査定されやすい理由

サブマリーナは中古市場での流動性が非常に高いモデルです。つまり、「売りたいと思った時にすぐ買い手がつく」ブランドでもあります。

高額査定されやすいポイントは以下の通り:

  • 箱・保証書が揃っている(付属品完備で+10〜20万円査定アップも)
  • 使用感が少ない・磨き歴がない(オリジナル状態が高評価)
  • 製造年式が特定の「人気ロット」(例:ラストトリチウム夜光、初期型セラクロムなど)

また、サブマリーナはロレックス全体でも取引数が圧倒的に多いため、相場が明確で価格が落ちにくいという安心感もあります。

購入時はやや高額でも、「時計を使って楽しみながら資産として保有できる」という点が、他の高級ブランドにはない大きな魅力です。

サブマリーナを買う前に知っておきたい注意点

サブマリーナはその完成度の高さとブランド力で多くの人を魅了していますが、人気モデルゆえの“落とし穴”がいくつか存在します。

「欲しい!」という気持ちだけで購入を急いでしまうと、後で後悔することも…。

ここでは、サブマリーナ購入前にぜひ知っておいていただきたい3つの注意点をわかりやすく解説します。

偽物(コピー品)のリスクと見分け方

サブマリーナは、世界中で最も人気が高いロレックスの一つであると同時に、偽物が最も多く出回っているモデルでもあります。

最近では「スーパークローン」と呼ばれる精巧な偽造品もあり、プロでも見抜くのが難しいレベルに達しています。「ロレックスの偽物はすぐにわかる」というのは、もはや過去の話です。

特に個人間売買や、オークションサイト、海外の怪しい通販サイトなどで「安く売られている新品」には要注意です。

見分け方のひとつに、夜光の持続時間やベゼルの動き、シリアル番号の不自然さがありますが、知識がなければ判断は困難です。

本物を確実に手に入れるには、ロレックス正規店、信頼できる専門店、または鑑定書付きの大手販売店から購入するのが最も安心です。

人気すぎて正規店では「買えない」現実

「ロレックスは正規店で買いたい」と思う人も多いですが、サブマリーナはその想いを実現するのが非常に難しいモデルです。

現在、正規店でサブマリーナを購入するには:

  • 店頭に入荷しても、一般客には案内されないことが多い
  • 販売は基本的に「紹介制」や「優良顧客への限定販売」
  • 公式価格で購入できる人はごく一部という現状

つまり、初めてロレックスを買う人にとっては、正規ルートでの入手はほぼ不可能に近いと言えます。

このような状況が、「並行輸入品や中古品の市場価格の高騰」につながっているのです。

正規店に何度も通ったり、顔を覚えてもらったりすることでチャンスが生まれることもありますが、短期間での入手は困難であることを理解しておく必要があります。

並行輸入品と中古市場の選び方

正規店で買えないとなると、現実的な選択肢は並行輸入品または中古品になります。

このときに大切なのが、
「どちらを選ぶか」だけでなく、「どこから買うか」です。

並行輸入品とは、正規代理店を通さずに海外から輸入された新品モデルのこと

正規保証はありませんが、国内保証やアフターサービスがついている販売店も多く、新品同様の状態で買えるのが魅力です。

一方で、中古品はモデルの選択肢が非常に豊富です

現行モデルだけでなく、廃盤になった人気モデル(例:ハルクやRef.14060)を探せるのは中古市場の最大のメリット

ただし、状態や付属品の有無によって価格や価値が大きく変わるため、購入前の下調べは欠かせません。

中古でも、以下の点をチェックしましょう:

  • 保証書・箱・コマの有無
  • メンテナンス歴やポリッシュの有無
  • 評判の良い販売店での購入かどうか

ロレックスは「どこから買うか」が品質を左右するブランドです。

価格だけで判断せず、信頼と実績のある販売店を選ぶことが、サブマリーナとの長い付き合いの第一歩になるでしょう。


このように、サブマリーナを買う際には、時計本体のスペック以上に、購入ルートや信頼性が重要な要素となります。

サブマリーナはなぜ人気なのかまとめ:多くの人を惹きつける理由とは?

ロレックス サブマリーナは、ただの高級時計ではありません。

「信頼性」「実用性」「ステータス」「資産性」「歴史性」──
あらゆる価値を兼ね備えた“完成された一本”として、多くの人々を魅了し続けています。

その魅力は、スペックや見た目の良さだけでは語り尽くせません。

長年使い続けても飽きがこない普遍的なデザイン、いつまでも価値が落ちないブランド力、そして一生モノとしての耐久性。サブマリーナは、腕に巻くだけで「所有する喜び」を感じさせてくれる数少ない腕時計です。

もし、あなたが「1本だけ高級時計を持つなら」と考えているなら、サブマリーナは間違いなく有力な選択肢のひとつです。

長く愛される理由には、しっかりとした理由がある。それが、サブマリーナという時計の本質なのです。

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