シャネルNo.5に似た香りってある?試しやすいプチプラ&名香系フレグランス5選
「シャネルNo.5に憧れるけど、ちょっと手が出しにくい」
そんな風に感じている人は少なくありません。
100年以上の歴史を持つシャネルNo.5は“香水の女王”とも称され、濃厚で気品ある香りが世界中で愛されてきました。
とはいえ、そのクラシカルな香りや価格の高さにちょっと戸惑ってしまう人がいるのも事実。
実は、No.5のようなパウダリーで華やかな香りに近いとされる、お手頃価格のフレグランスやデパコス香水もいくつか存在します。
もちろん完全に同じではありませんが、「この雰囲気、ちょっと似てるかも…!」と感じられるアイテムに出会える可能性は十分。
「まずは気軽に香りを試してみたい」という方にとって、きっと参考になるはずです。
本記事で紹介している香水






シャネルの香水は「おばさんの香り」って本当?
「シャネルの香水って、なんだか“おばさんくさい”気がする…」
SNSや口コミでこんな意見を目にして、不安になった方も多いかもしれません。特にシャネルを代表するフレグランス「No.5」に対しては、そういった印象が根強く残っているようです。
ですが、本当にそれは“香りそのもの”がそうなのでしょうか?
それとも、私たちが無意識に植え付けられているイメージや記憶の影響なのかもしれません。
この章では、そうした「おばさんっぽい」とされるイメージの正体と、その背後にある背景について紐解いていきます。
香りへの理解が深まれば、シャネルの香水が持つ魅力もきっと違って見えてくるはずです。
SNSや口コミでよく見かける声
シャネルの5番おばさんくさい香りだし自分はつけたいと思わないけどほんと好きな香り
— 佐藤汐✿(さとうしお) (@rt0412_tm) May 28, 2014
SNSやレビューサイトでは、No.5についてこんな言葉をよく見かけます。
- 「お母さんのクローゼットの匂い」
- 「ちょっと昭和感あるかも…」
- 「高級感はあるけど、時代遅れな印象」
これらの感想には、実際に香ったときの記憶や人との体験が強く結びついていることがよくあります。
香水の印象は、誰がどんな場面で使っていたかによって大きく変わります。たとえば、子どもの頃に母や祖母がつけていた香り=「古い」「大人っぽい」という記憶が、そのまま刷り込まれてしまうケースも。
また、現代の香水は軽やかでフルーティな香りが主流。シャネルのような重厚でクラシックな香りは、その流れの中では少し“異質”に感じられるのかもしれません。

「おばさんっぽい」と言われる理由3つ

ではなぜ、No.5に限らず「シャネル=おばさんっぽい」というイメージがあるのでしょうか?
主な理由は以下の3つに集約されます。
まず1つ目は、香りの設計そのものがクラシックであること。No.5は「フローラル・アルデヒド系」と呼ばれるパウダリーで奥行きのある香調。100年前に誕生した名香という背景からも分かるように、現代の軽やかな香水とは一線を画します。
2つ目は、歴史的な文脈や有名人との結びつき。マリリン・モンローが「寝るときはNo.5だけ」と語ったエピソードなど、No.5は“セクシーで成熟した女性の象徴”として世界に浸透しました。言い換えれば、大人の女性の香り=古いという誤解も生まれやすいのです。
そして3つ目は、個人的な記憶とのリンク。
家庭で初めて香水に触れたのが母や祖母だったという人にとって、その香りは「親世代の象徴」として刷り込まれているケースもあります。
それでも今なお愛される理由とは?
これだけ誤解がありながら、なぜシャネルの香水は今でも多くの人に選ばれているのでしょうか?
シャネルの香水はただ“流行に乗る”のではなく、トップ・ミドル・ラストと香りの移ろい方に美しさがあるのが特徴。
香水初心者でも「香りが変化していくのが面白い」と感じる人が多いのは、まさにその構造の完成度が高いからです。
また、現代の若い世代にも「クラシックをあえて楽しむ」流れが再び生まれています。No.5をTシャツやスニーカーと組み合わせて、カジュアルに“崩して”使うというスタイルもその一例。
実際はどう?人気のシャネル香水ランキング【初心者向け】
「おばさんっぽい」という印象を払拭したあとで気になってくるのが、実際にどの香水が人気なのか?という点ですよね。
シャネルは“敷居が高いブランド”と思われがちですが、意外にも万人受けする使いやすい香りや、若い世代に人気のラインも豊富に揃っています。
ここでは、初心者でも扱いやすく、ファッションやライフスタイルに馴染みやすい人気の香水をピックアップしてご紹介します。
これからシャネルの香水を選ぶ人にとって、まず試してみるべき定番をしっかり押さえておきましょう。
No.1:チャンス オー タンドゥル ― 優しくフレッシュな万能フレグランス

「シャネル=強い香り」という先入観を裏切ってくれるのが、このチャンス オー タンドゥル。
ピンクのボトルが印象的で、香りは軽やかなフローラル&フルーティ。グレープフルーツやジャスミンの香りが中心で、柔らかくて透明感のある印象を与えてくれます。
会社や学校、日常の外出など、TPOを選ばず使える万能タイプなので、初心者にも非常におすすめ。
「シャネルの香水を試してみたいけど、派手すぎるのは不安」という方にはまさにぴったりの一本です。

No.2:ココ マドモアゼル ― 華やかで上品、大人の女性に似合う香り

20〜40代女性から圧倒的な支持を集めているのがココ マドモアゼル。
こちらはオリエンタルでエレガントな香り立ちで、ベルガモット・ローズ・パチョリが織りなす上品かつモダンな印象が特徴です。
「可愛いだけじゃ物足りない」「芯のある女性らしさを演出したい」と感じる場面にぴったり。
特にオフィス・デート・イベントなど“勝負の日”に使いたくなる香水として定番です。
甘すぎず、かといって辛口でもない――そんな絶妙なバランスがリピーターを増やし続けている理由の一つです。
No.3:BLEU DE CHANEL(ブルー ドゥ シャネル) ― メンズ人気No.1。ユニセックスにも◎

「ブルー ドゥ シャネル」はメンズ向けに開発された香水ですが、近年では女性からの人気も高いシャネルの定番アイテムです。
シトラス系の爽やかなトップノートから、ウッディ&アンバーなラストへと深まる香り。清潔感とミステリアスさを兼ね備えた香調が、幅広い年齢層に支持されています。
ユニセックスで使える香りとしても評価が高く、香水初心者の男性はもちろん、女性があえて使うスタイルも増えています。

その他の注目ライン:アリュール・ガブリエル・No.22など


ランキング外にも、個性的かつ上質な香りがそろっているのがシャネルの魅力。
たとえば「アリュール」はややパウダリーでクラシックな印象を残しつつも、今なおファンの多い一本。
「ガブリエル」は明るく軽やかで、若い女性やブライダルシーンにも似合う香りです。
他にも、通好みの「No.22」や限定ラインもあり、自分らしい1本を見つける楽しさがあるのがシャネル香水の奥深さ。
このあたりは少し香水慣れしてから試すのが良いかもしれませんね。
シャネルの香水は男性が使うのもアリ?【メンズ視点】
「シャネル=女性の香水」というイメージは根強いですが、実はメンズラインもしっかり存在し、むしろ“男性向けフレグランスの名作ブランド”として高く評価されています。
最近では、性別に縛られない香りの楽しみ方が注目されており、「女性があえてメンズ香水を使う」といったスタイルも増えています。
この章では、シャネル香水の中でも男性向けに人気の高いアイテムや、ユニセックスな使い方について解説していきます。
「プレゼントとして選びたい」「女性だけどブルー ドゥ シャネルが気になる」といった方にもきっと参考になるはずです。
実はユニセックスな香りも豊富にある

シャネルの香水には、「これは男性向け」「これは女性用」と明確に分かれていないものも多く、“香りの印象”で選ばれる傾向にあります。
特に「ブルー ドゥ シャネル」は、その代表格。ウッディでありながら清潔感のある香り立ちは、男性のスーツスタイルやビジネスシーンにぴったりですし、女性が使えばシャープで芯のある印象を演出できます。
香水の世界では今や「ユニセックス」はトレンドの1つ。香水は性別でなく、なりたい印象やシーンで選ぶものという考え方が主流になりつつあります。

シャネルのメンズ人気香水TOP3
(プレゼントにも◎)
シャネルには公式に「メンズ向け」として打ち出されているラインもあり、特に以下の3つは安定した人気があります。
- ブルー ドゥ シャネル:清潔感と知的さを兼ねた香り。定番中の定番。
- アリュール オム:甘さとスパイスのバランスが絶妙な“大人の香り”
- エゴイスト プラチナム:力強さ・個性・都会的な印象を演出したい人に
これらはプレゼントにも非常に選ばれており、シャネルというブランド名も相まって、贈る側も安心、贈られる側も嬉しいアイテムです。

女性がメンズ香水を使うケースも?
最近はSNSなどで「あえてブルー ドゥ シャネルを使ってます」という女性ユーザーの声も増えてきました。
女性がメンズ香水を使う理由はさまざまですが、特に多いのが「甘すぎない香りが好き」「凛とした印象になりたい」というもの。
また、香りは身につけるファッションの一部と捉える人も多く、「カジュアルな服装にあえてメンズ香水を合わせると引き締まる」という声もあります。
シャネルの香水は性別の枠を越えて、自分らしさを演出できるツールとして活用できるのが大きな魅力です。

香水選びで後悔しないための3つのポイント
シャネルの香水は魅力的なラインが豊富ですが、「高価だからこそ、絶対に失敗したくない」という声も多く聞かれます。
特に初心者にとっては、「テスターで香ったときは良かったのに、つけて出かけたら印象が違った」「結局あまり使わなくなってしまった」など、購入後のギャップが後悔の原因になることもしばしば。
ここでは、香水選びで後悔しないために意識したい3つのポイントをご紹介します。
どんなに評判の良い香水でも、「自分に合うかどうか」は別問題。大切なのは“香りの相性”と“使うシーン”にしっかり向き合うことです。
目的別で選ぶ:自分は「何のために香水をつけたいのか」
香水選びで最初に考えるべきなのが、「この香水をいつ・どんな時に使うのか?」という目的の明確化です。
例えば…
- 毎日つける“自分の香り”が欲しい
- デートやイベント用に特別感のある香りが欲しい
- 周囲に「いい香りの人」と思われたい(けど主張はしたくない)
- 清潔感を演出したい(ビジネス・面接など)
この目的によって選ぶべき香りの系統は大きく変わります。
例えば、毎日使いたいなら軽めのチャンスシリーズ、勝負香水ならココ マドモアゼルやアリュールといったように、香りの「強さ」「持続性」「印象の重さ」を目的と照らし合わせることが重要です。

季節やTPOで選ぶ:香りは「環境との相性」がカギ
夏に重たい香りをまとえば暑苦しくなりますし、冬に軽すぎる香りでは存在感が薄れることも。
春・夏は爽やかで軽めの香り(シトラス・フルーティなど)が好まれやすく、秋・冬は重厚感のあるウッディ系やパウダリー系がマッチします。
オフィス・会食・通勤など人が密集する空間では「香りすぎ」はNG。そんなときは控えめに香るチャンスシリーズやBLEUのオードトワレがおすすめです。
ブランドイメージに左右されすぎない:シャネル=強い香り?は先入観かも
「シャネルの香水って、全部重そう…」
「つけたら浮いちゃいそう」
そんなイメージを持っている方は、“ブランド名からくる先入観”に引っ張られてしまっている可能性があります。
実際には、シャネルにも軽くて優しい香りのラインは多くありますし、ボトルデザインやネーミングと実際の香りが一致しないこともよくあります。
だからこそ、「とりあえず有名だからNo.5」「見た目が可愛いからコレ」などで選んでしまうのは少し危険です。
しっかり香りを試して、自分の印象やライフスタイルに合うものを選ぶことこそ、後悔しないための近道です。
代用できる香りは?「似てるプチプラ・デパコス香水」紹介
「シャネルの香水が気になるけど、ちょっと高くて手が出しづらい」
「まずは似た香りで試してみたい」
そんな声も多く、実際にシャネルの香水に“近い印象”を持つプチプラ香水や、百貨店以外でも買えるデパコス系の代用品はたくさん存在します。
もちろん、完全に同じ香りというわけではありませんが、香りの系統や印象が近いものを知っておくことで、購入前のハードルをグッと下げられます。
また、「似てる香り」を探す過程で、自分がどんな香調に惹かれるのかも分かってきます。
この章では、シャネルの定番香水ごとに“似てる”と言われているアイテムをいくつかご紹介していきます。
シャネル No.5 に似た香り:クラシックでパウダリーな代用品は?

No.5のようなクラシックで華やかな香りは、正直なところ代用が難しいジャンルですが、それでも「似てる」と言われている香水はいくつか存在します。
例えば:
- ジャンヌ・アルテス「ブンブン プールフェム」
→ 甘さ控えめのフローラル感+パウダリーな残り香が似ているとSNSで話題に。 - エリザベスアーデン「レッドドア」
→ ノスタルジックな印象と重厚感で、No.5好きに好まれやすい香り。
もちろん香りの変化や深みはNo.5のほうが格上ですが、“あの雰囲気”を体験してみたい人にはコスパの高い選択肢になるかもしれません。

チャンス タンドゥルに似た香り:柔らかく甘い香りが好きな方へ

シャネルの香水の中でも「最も万人受けする」と言われているのがチャンス タンドゥル。
例えば:
- フィアンセ「ボディミスト ピュアシャンプーの香り」
→ 甘くて優しい香りが似ていると若年層に人気。 - ランバン「エクラ・ドゥ・アルページュ」
→ フローラル×フルーティな香調で、タンドゥルに近い軽さと透明感。
これらは価格的にも非常にお手頃なので、「シャネルの香りが好きだけど、日常使いにはもったいない」という方にもおすすめです。
それでも本家に戻りたくなる魅力とは?
似た香水を体験したあとで「やっぱり本家が一番だった」と感じる人も少なくありません。
代用品で自分に合った香調をつかんだら、次は思いきって本家にトライしてみるのもおすすめ。
シャネルはミニボトルやセットも展開しているので、いきなりフルボトルを買う必要はありません。
まとめ:シャネルの香水は“誤解されやすい”だけ。選び方で印象は変えられる
「おばさんくさい」「古くさい」――
そんな風に語られがちなシャネルの香水ですが、この記事をここまで読んできたあなたなら、それが単なるイメージや先入観にすぎないことに気づいているはずです。
実際には、No.5のようなクラシックな香りから、チャンスやココ マドモアゼルのようにフレッシュで洗練された香りまで、シャネルにはさまざまな香水がラインナップされています。
どんな人でも、自分に合った1本を見つけられる余地がある。それがシャネルの香水が“時代を超えて”愛される理由なのです。
「おばさんっぽい」と感じるかは“使い方次第”
同じ香水でも、いつ・どこで・どれくらいの量をつけるかで印象は大きく変わります。
また、ファッションとの相性や、年齢・キャラによっても“香りの似合い方”は違って見えるものです。
たとえばNo.5も、クラシカルなドレススタイルに合わせると確かに重たく感じるかもしれませんが、カジュアルなデニムスタイルにひと吹きするだけで「こなれ感」や「余裕のある大人の雰囲気」が漂います。
香りをどう“着こなす”かは、あなた自身のセンスと楽しみ方次第です。
まず試すならこの3つ:迷った人へのガイド
もし「どれから試せばいいのかわからない…」という方がいれば、まずは以下の3つから始めてみるのがおすすめです:
- チャンス オー タンドゥル:軽くて使いやすく、万人受けする香り
- ココ マドモアゼル:上品で洗練された女性らしさが香る一本
- BLEU DE CHANEL:男性にも女性にも似合う爽やかで奥行きある香り
これらは香りのバランスが非常によく、“香水初心者が後悔しづらい香り”として実績ありです。
試してみることで、あなたの香りの好みや、自分に合う香調の方向性がぐっと明確になってくるはずです。
香りは“自分らしさ”を表現できるアクセサリー
香水は、ファッションやメイクと同じく、自分自身の印象を作り出すための“もうひとつのアクセサリー”です。
そしてシャネルというブランドは、その香りに「自信」「美意識」「世界観」をまとわせてくれる力があります。
「おばさんの香り」なんて言葉に惑わされるのはもったいない。少しだけ視点を変えてみることで、香水選びがもっと自由に、もっと楽しくなっていくはずです。





