カルティエ サントスは本当にダサい?5つの誤解と魅力を徹底解説【評判・コーデ・中古価値】

カルティエ サントスはダサい?誤解される5つの理由と本当の魅力を徹底解説

「カルティエのサントスって、なんかダサい?」
そんな声をSNSやまとめサイトで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

確かに、スクエアケースにローマ数字、鏡面仕上げのベゼル…。一見クラシカルすぎて、時代遅れに見える瞬間もあるかもしれません。
しかし、その“ダサい”という評価、本当に正しいのでしょうか?

この記事では、カルティエ サントスがなぜダサいと言われるのか、よくある5つの誤解を丁寧にひも解きながら、本当の魅力や実用性、着こなし方、そして中古市場での価値まで徹底的に解説します。

結論を言えば、サントスは「着ける人次第で圧倒的にかっこよくなる」時計です

ブランドの歴史やデザイン背景を理解したうえで選ぶことができれば、それはきっとあなたにとって誇れる一本になるはず。

“ダサいかどうか”で終わらせるには、あまりにももったいない。そんな時計、カルティエ サントスの真実を、この記事でお伝えします。

目次

カルティエ サントスとは?──
まずは基本をおさらい

「ダサい・かっこいい」を語る前に、そもそもサントスがどんな時計なのかを正しく理解しておくことが大切です。

ファッションアイテムとしての評価は、背景や文脈によって大きく変わるもの。

カルティエ サントスがなぜ人々に愛され、なぜ議論の的になるのか。その原点をまずは見ていきましょう。

サントスの歴史と特徴(1904年〜)

カルティエ サントスは、1904年に誕生した世界初の実用腕時計として知られています。

これまで懐中時計が主流だった時代に、「手首に巻く時計」という新しい概念を提案したこのモデルは、まさに腕時計史の転換点とも言える存在です。

航空技師アルベルト・サントス=デュモンの依頼によってルイ・カルティエが設計したことで誕生したこのモデルは、「機能性とエレガンスの融合」というカルティエの哲学をそのまま体現しています。

つまりサントスは単なる時計ではなく、機能美と革新性の象徴でもあるのです。

スクエアケースやビスデザインなどの個性

サントスを語る上で避けて通れないのが、そのスクエア(四角型)ケースとビスが打たれたベゼルです。

丸型が主流の現代の時計デザインの中では一見異質に映るかもしれませんが、この特徴こそがサントスのアイコニックな魅力です。

ビス(ネジ)デザインは、「構造美」を強調するディテールであり、かつての工業製品らしいメカニカルな雰囲気を演出しています。

現代ではこのデザインが一部で「派手」「男っぽすぎる」と捉えられることもありますが、裏を返せば明確なキャラクター性と存在感があるとも言えます。

“他の誰とも被らない時計を着けたい”という人にとって、サントスはまさにうってつけの選択肢です。

現行モデルの主なラインナップとサイズ感

現在のサントスは、「Santos de Cartier(サントス ドゥ カルティエ)」というシリーズ名で展開されており、MM(ミディアム)・LM(ラージ)・XLなど複数のサイズが存在します。

素材もステンレス、イエローゴールド、ピンクゴールド、2トーン、スケルトン仕様まで幅広くラインナップ。

どのモデルにも共通しているのが、「ドレッシーさ」と「現代的なアレンジ」が融合している点です。

たとえばブレスレットのスマートリンク機構(工具なしで調整可能)や、レザーストラップと工具なしで交換できるクイックスイッチなど、現代人に優しい機能がしっかり搭載されています。

サイズ選びにおいては、MMサイズが男女兼用的なバランスの良いモデルとして人気。腕が細めの男性や、女性でも重厚感を求める人にはおすすめです。

カルティエ サントスが「ダサい」とされる5つのポイント

一部のネット上で「カルティエ サントスはダサい」と語られるのは、決して根拠のない批判ではありません。

ただし、その評価の多くは誤解や相対的な価値観によるものであり、裏を返せば個性的であるがゆえとも言えます。

ここでは、サントスが「ダサい」と言われがちな理由を5つに分けて、なるべく客観的に整理してみましょう。

①:スクエアケースが古臭く感じられる

現代の主流はラウンド型(丸型)の時計であり、スクエアケースは少数派です。

そのためサントスのような四角いケースは、一部の人にとって「古臭い」「バブルっぽい」と映ることがあります。

とくに時計に詳しくない人にとっては、「四角=昔のデザイン」という印象が先行してしまい、レトロさがマイナスに受け取られることも。

しかしこの意見は、見方を変えれば「流行に左右されないクラシックデザイン」とも言えます。

“時代を超えて続く形”と“流行遅れ”は紙一重であり、それをどう着こなすかが評価を左右します。

②:宝飾ブランドのイメージが強い

カルティエというブランド自体が、「時計メーカー」よりも「ハイジュエラー」としての印象が強いですよね。

そのため、男性がサントスを着けると「キラキラしててナルシストっぽい」「ジュエリーっぽすぎて女性向けに見える」などの偏見を持たれることがあります。

これはカルティエの“上品さ”や“ラグジュアリー性”が、シンプル志向の男性ファッションと衝突する瞬間です。

特にゴールド系モデルや鏡面仕上げのサントスではその印象が強く出がちです。

ただし、逆に言えば「色気がある」「美しい時計」「高級感が際立つ」と評価する声も多く、あくまで着こなし次第とも言えるでしょう。

③:鏡面ベゼルが傷つきやすく安っぽく見えるという声

サントスはその美しい鏡面仕上げのベゼルが特徴的ですが、この美しさがゆえに「傷が目立ちやすい」という声が多くあります

日常使いしていると細かな擦り傷が付きやすく、近くで見ると「使い古されたように見える」ことも。

そうなると高級時計にもかかわらず「安っぽく見える」という、視覚的なギャップが“ダサい”という印象に直結するのです。

ただしこの問題も、丁寧な扱いや定期的なポリッシュ、もしくはマット加工モデルの選択で十分に回避できます。

④:ストリート・カジュアルと相性が難しい

時計単体としては非常に洗練されたデザインですが、着る服を選ぶという点でやや難易度が高いのがサントス。

とくに近年のストリート系・アウトドア系ファッションとは、サントスのクラシックでドレッシーな雰囲気がチグハグになりがちです

たとえばジャージ、スウェット、ロゴTなどラフなアイテムに合わせると、“時計だけが悪目立ちして浮いてしまう”という失敗例が多数。

逆に、ジャケットやシャツなど「きれいめ」アイテムと組み合わせれば一気に洗練されるのがサントスの面白さでもあります。

⑤:高級時計=ナルシストという偏見や風刺的な視線

これはサントスに限った話ではありませんが、高級時計全般に対して「見せびらかし」「承認欲求の象徴」だと見る人は一定数います

特にカルティエというブランド性も相まって、「お金持ちアピール」「キザ」といった風刺的な視線を受けやすいのも事実です。

ただしそれは、“自信を持って選んでいる人”に対する揶揄であると同時に、ある種の羨望や距離感の表れでもあるのです。

重要なのは、他人の目線に怯えるよりも、自分のスタイルとして自然に身に着けられるかどうか
それさえクリアできれば、サントスはむしろ“格を上げてくれる時計”になり得ます。

「サントスはダサくない」と評価される5つの理由

サントスには確かに「ダサい」と言われる要素もありますが、それだけで判断するのはあまりに表面的です。

むしろ時計好きやファッション感度の高い人たちからは、“サントスこそ一歩先を行く選択”として高く評価されています。

ここではその根拠を5つの視点から紐解いていきましょう。

①:世界初のリストウォッチという歴史的価値

※イメージ

サントスは1904年、飛行士アルベルト・サントス=デュモンのために誕生した「世界初の実用腕時計」です。

それまでは懐中時計が当たり前だった時代に、ルイ・カルティエは「腕に装着する時計」という画期的な発想をカタチにしました。

つまりサントスは、単なるファッションアイテムではなく、“時計の歴史そのもの”を象徴するプロダクトなのです。

これほどの物語を背負った時計が「ダサい」と一蹴されるのは、あまりにももったいないと思いませんか?

②:タイムレスなデザインと現代的アップデート

一見クラシカルに見えるスクエアケースやローマ数字の文字盤は、実は今見ても驚くほど完成度が高く、洗練されたデザインです。

ベゼルに打たれたビスや、ケースとブレスレットの流れるような一体感は、デザイン史的にも高い評価を受けています。

さらに現代のモデルでは、「スマートリンク」や「クイックスイッチ」など、ユーザー目線の機能も強化

つまりサントスは、タイムレスな美しさと、時代に即した進化の両方を兼ね備えている稀有な時計なのです。

③:スーツからモードまで対応する着用範囲

「合わせにくい」と言われがちなサントスですが、実はうまく合わせれば驚くほど幅広いスタイルにマッチします

スーツやジャケパンはもちろん、シンプルなニットやシャツにも抜群の相性を見せてくれます。

カジュアルすぎる服装では浮いてしまうこともありますが、逆に言えば“少し背筋が伸びるような装い”には最適の時計です。

また、モード系・エレガント系など、個性を重視するファッションにおいては、サントスのアイコニックな存在感が映える場面も多く、コーディネートのアクセントにもなります。

④:著名人やファッションアイコンの着用例

カルティエ サントスは、多くの有名人に愛されているモデルでもあります。

たとえば映画『トップガン』のトム・クルーズや、アスリートの本田圭佑、さらには女性セレブのリアーナなども愛用者として知られています。

時代や性別、ジャンルを問わず支持されているという事実は、それだけでデザインの普遍性や格の高さを物語っていると言えるでしょう。

「かっこいい人が着けている=かっこいい時計」と単純に言ってしまえばそれまでですが、“選ばれてきた理由”には必ず意味があるのです。

⑤:所有者の高評価レビューとリセールバリューの高さ

サントスを実際に所有している人たちの声を見てみると、「一度着けると手放せない」「想像以上に万能」といった評価が多く見られます。

特にRedditや時計コミュニティでは、サントスを“知る人ぞ知る名品”として紹介するスレッドも存在します。

さらに、中古市場でもサントスの人気は高く、相場は安定しており、値崩れしにくいという傾向があります。

これはブランド価値と人気の裏づけであり、見た目だけではない“本物”としての評価が確立されている証拠です。

ダサく見せないための着こなしと選び方

サントスの魅力は、「どう着けこなすか」で大きく変わります

どんなに高級で歴史ある時計でも、着こなしを間違えれば“浮いて見える”のは避けられません。

このセクションでは、サントスを「ダサい」と言わせないための選び方とスタイルのコツを詳しくご紹介します。

おすすめのサイズ・素材選び(MM/LM、ステンレス/2トーン)

まず意識したいのが、サイズと素材の選び方です。

サントスは主にMM(ミディアム)とLM(ラージ)の2サイズ展開が中心ですが、腕まわりや体格に合ったものを選ぶのが基本です。

  • 腕が細め/中性的なスタイルを好む方
    → MMサイズ
  • しっかりした存在感が欲しい/体格が大きめ → LMサイズ

素材についても重要なポイントです。
ステンレスはシンプルで汎用性が高く、初めての1本としてもおすすめ

一方で、ゴールドや2トーン(ステンレス×ゴールド)は一気に華やかさが増しますが、合わせ方にセンスが問われる“中上級者向け”と言えるでしょう。

選び方のコツは、“自分のワードローブに自然に溶け込むかどうか”を基準にすることです。

コーディネート別の具体例(ドレス・ビジカジ・モード)

サントスの魅力を引き立てるのは、きれいめで上品な装いです。

  • スーツやセットアップとの組み合わせは王道。サントスの角ばったフォルムが、直線的なスーツスタイルに絶妙にハマります。
  • ジャケパンやビジカジスタイルでも、MMサイズなら主張しすぎず、大人のこなれ感を演出できます。
  • 意外とハマるのがモード系スタイル。ミニマルな黒シャツやワイドパンツに、サントスのメカニカルな存在感が映えます。

いずれも共通して言えるのは、服がきれいにまとまっていること

つまり、時計の主張とファッションのバランスが取れていることがポイントです。

避けるべきNGスタイル(ラフすぎ/柄シャツなど)

反対に、「これはちょっと…」と思われやすいのがラフすぎる服装とのミスマッチです。

たとえば:

  • スウェット上下
  • スポーツジャージ
  • 派手なロゴTや総柄シャツ
  • ショートパンツ×サンダルの極端なカジュアル

こういったスタイルにサントスを合わせると、時計だけが異質に見えて浮いてしまう可能性が高いです。

「せっかくの高級時計がチグハグに見える」状態は、もっとも避けたいところです。

サントスは“引き算”の美学が似合う時計。時計を引き立てるための「控えめで整った服装」こそがベストパートナーです。

ベルト交換・鏡面対策などカスタマイズ術

最後に、サントスの魅力をさらに引き出すためのちょっとした工夫をご紹介します。

現行のサントスシリーズは、「クイックスイッチ機構」により、ベルトを工具なしで簡単に交換できます

レザーストラップに替えるだけで、ドレッシーさや落ち着いた雰囲気が一気に強まり、より知的な印象になります。

また、鏡面ベゼルのキズ対策としては:
  • 使用後に乾いた布で軽く拭く
  • なるべく金属や硬い物と接触させない
  • 気になる場合はポリッシュ加工をプロに依頼

といった方法で、長く美しい状態を保つことが可能です。

“自分なりにアレンジできる”という柔軟性もまた、サントスを所有する楽しみのひとつです。

中古市場と価値──
「ダサい」どころか資産価値あり?

「ダサい」という評価とは裏腹に、カルティエ サントスは中古市場でも非常に高い人気を誇っています

むしろ、リセールバリューや相場の安定性から見ると、“本物の時計”として市場で正当に評価されているモデルとも言えるでしょう。

このセクションでは、中古価格の動向や価値としての側面を解説していきます。

中古価格推移と人気の理由

ここ数年、カルティエの時計全体がじわじわと注目を集めています。

特にサントスは、2018年のフルリニューアルをきっかけに人気が再燃し、二次流通市場でも安定した価格帯を維持しています。

中古での相場はモデルにもよりますが、MMサイズのステンレスモデルであれば60万円前後〜80万円台、ゴールドや限定仕様になると100万円超えも珍しくありません

ではなぜここまで人気なのでしょうか?
理由は明確で、「流通量の安定」「ブランドへの信頼」「デザインの完成度」という3拍子が揃っているからです。

時計ファンからすれば、「ロレックスほどのプレ値感はないが、手堅く所有できる高級時計」という安心感がサントスの魅力となっています。

資産価値としての側面(他ブランドとの比較も)

時計を選ぶ際、「リセールバリュー」や「将来的な価格安定性」は無視できない要素です。

カルティエ サントスはこの点でも非常にコストパフォーマンスが高いモデルといえます。

たとえば、同価格帯で人気のタグ・ホイヤーやブルガリと比べた場合、サントスは中古市場での値下がり幅が比較的ゆるやか

さらに、ロレックスのような爆発的な値上がりこそないものの、“安定して買い手がつくモデル”として信頼されています

また、サントスは「一過性のブーム」ではなく、長年継続的に人気があるシリーズであることも強み。

10年、20年先でも価値がゼロになることは考えにくく長く付き合える“資産時計”としての側面も十分備えています。

中古で買うならどこ?おすすめ購入方法

「サントスに興味はあるけど、新品はちょっと高い…」という人にとって、中古は非常に有力な選択肢です。

ただし、中古時計は信頼できるショップ選びが非常に重要です。

おすすめは以下のようなショップ形態:

  • 実店舗+オンライン展開している中古専門店(例:ジャックロード、GMTなど)
  • 保証書・ギャランティが付属し、返品対応がしっかりしている店舗
  • オーバーホールやメンテナンス履歴を開示しているショップ

また、フリマアプリなどの個人取引は避けた方が無難です。偽物のリスクや、状態の見極めの難しさを考えると、プロの手が入っている専門店が圧倒的に安心です。

さらに、気になるモデルがあれば“お気に入り”登録して値下がりを待つのもひとつの戦略です。
価格変動が少ない分、タイミング次第で“掘り出し物”にも出会えます。

まとめ:カルティエ サントスが「ダサい」かどうかは、結局あなた次第

カルティエ サントスは、一部で「ダサい」と言われることがあります。

ですがその多くは、デザインの個性やブランドイメージに対する誤解や偏見によるものです。

本記事で見てきたように、サントスには100年以上の歴史、完成されたデザイン、確かな実用性があります。実際に愛用者からは高い評価を受けており、中古市場でも価値を保ち続けています。

大切なのは、流行や他人の声よりも、自分に似合うか、自分が好きかどうか。サントスは、自分らしいスタイルを持つ人が着けてこそ輝く時計です。

「ダサいかどうか」で悩むよりも、まずは一度、実際に腕に巻いてみてください。
きっと印象が変わるはずです。

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